自分の周りを排除する時はどんな時?排他的主義とその原因とは?

自分の周りを排除する時はどんな時?排他的主義とその原因とは?

この世の中にはいろんな差別がありますよね?

性別差別、地域差別、民族差別、障害差別などなど

同じ人間という生物であるにも関わらず、あるものは排除して、あるものは仲間とみなす

私たちの身近なものであれば

学校内のいじめ、会社内の女性差別(最近は減ってきたかも)、外国人蔑視ですね

同じ集団内に属していて全員が仲間意識を持っていると思いきや、その集団の中で敵・味方を判別している

さて、これらの原因は何なんでしょう

その一部を解明できればと思います

では、見ていきましょう


1. 集団内のヒエラルキー


人間は社会的な生物です

近い生物でいうとチンパンジーですね

チンパンジーは社会集団を持ちその中に必ず、ボスザルがいます

ボスザルがその集団で一番トップに君臨します

集団内で下層にいるチンパンジーはボスザルに服従します

ボスザルの座が奪われようなら、奪おうとした対象を徹底的に叩きます

学校内のいじめも同様で

クラス内に「ヒエラルキー」が存在します

「1軍」「2軍」「3軍」って聞いたことありませんか?

「1軍」がクラス内のボスザル的グループ

「2軍」は少し不自由ながらも平穏に生活できるグループ

「3軍」は「1軍」にいじめられるグループ

クラスがある分ヒエラルキーが存在するのです

「2軍 (1軍も) 」であったとしても、「1軍」にとって気にくわないことがあればすぐに「3軍」になってしまいます

ヒエラルキーは排他的主義の代表例ですね

社会というのは学校に入った瞬間から始まるという…

小さなころから社会を学ぶということです


2. 特定の対象への愛


愛は実に素晴らしいですよね

生物には「生存本能」があります

自分が生きるための行動をするというのが生物的に本質です

つまり、人間は基本自分のことが大好きということです

自分に関連するものはすべて好き

例えば、自分の名前が「桜」であった場合、植物である「桜」には非常に特別な思いを寄せるものです

そういったものがあなたにもないでしょうか?

「愛」というのは自分でははなく他の物に対して向けられるものですね

自分ではなく相手のことを考えるという「」は素晴らしいと言えます

ただ、この「愛」が排他的主義を生むものだとしたらどうでしょうか?

「愛」する対象は自分自身のものと同等と考えるのが普通です

その対象に不利益が被るものであれば、それを排除しようとします

また、愛するものを優先にするのは当たり前のことですよね

これは倫理的によくない例ですが…

あなたは外科医です

手術台が1個しか空いていない

瀕死状態の患者が2人

どちらかしか助けられない

どちらを助けますか?と問われたら迷いますよね

では、一人の患者が自分の子どもだったらどうでしょうか?

ほとんどの方は自分の子どもを助けることでしょう

これは極端な例でありますが、「愛するもの」のためなら簡単に他のものを捨てることができてしまうのです

上の例のようなものがこの世界にはあふれていて、調和と排除が繰り返されているのです

とはいっても「愛」は素晴らしいですけどね…


3. 状態の維持


人間は習慣を大切にする生物です

朝何時に起きて、お昼ご飯は決まった時間に食べて、夜はゲームして寝ると..(笑)

ほとんど毎日同じような生活してるなと思うことも多いはず

習慣的に生きることは人間にとって楽なんです

余計な考え巡らせることや判断をする必要ないためストレスがありません

また、習慣的に生きていけるということは世界が平穏で自由であると言えます

ここでの問題は上と同じで「生存本能」が密に関わっています

生きていくために危険なものを取り除き、平穏を維持する

これが排他的行動を促します

つまり、自分の平穏を脅かすようなものが現れたら非難し、排除行動するのです

今はロシアのウクライナ侵攻が世界問題となっていますね

当国はもちろんですが、石油高・食料物価上昇により世界中の人々が平穏を脅かされる状況となっています

もちろんこれは非難されますよね

状態の維持のためなら他者を排除する思考が生まれるのです


4. さいごに


人間の排他的行動について3原因をあげてみました

いかがでしょうか?

排他的行動をしていないという人はいないんじゃないかと思いますね

私は少なくともそう思っています

排他的行動はこんなにも身近で、社会には当たり前のように存在しています

生物学的にあって当たり前なんですよね

理不尽と思われる行動にもその人にとって正義がある

互いがなるべくより寄り添うことができれば、平穏な社会は築かれるのではないでしょうか?

とても難しいことですが…

ではっ


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