非行に走る子供、非行を繰り返す少年、親がしてしまいがちなこととは
「なんで前叱ったのに同じことをするの?」
「何言っても言うこと聞かない…もう対処しきれない…」
よく聞きますよね…
なぜ注意したのに、同じことを繰り返すのか不思議ですよね
その子が起こした「表面的な問題」を意識しすぎて、「真の理由」を見ていないのではないでしょうか?
「真の理由」を解き明かしませんか??
1. 悪い事や非行している子について怒っていないか?
あなたに小学生の子どもがいたとします
ある日、小学校で子供とクラスメイトの子がケンカをしてしまったことを知りました
ここでよくやりがちで当たり前でしょと思われている行動が「叱る」こと
それも何も聞くこともせず、目に見えているケンカをしたという問題だけをピックアップし「叱ってしまう」ことです
そのあと「わかる~」と頷かれる方も多いと思いますが、たいていの場合これは再び問題を発生させてしまいます
問題(非行)を繰り返すのです
叱っているのになぜ繰り返してしまうのか…その子のために叱っているだけなのに…と疑問に思うことでしょう
叱りつけるという行動をすることで、子どもの非行を引き起こし続けているとしたらどうでしょうか??
子どもが悪いことをやることは愛着不足による影響の結果であることがよくあります
親との信頼関係が 築かれていないことにより、自分にとって安全で信頼できる場所がないことによって引き起こされやすいです
信頼関係を築かれていない子は親から離れることが多くなり、危険な目に合いやすく、親に叱られやすい
信頼関係がしっかりと築かれている親子は、問題があれば子が親に相談しますから、大きな問題が発生する前に対応することができる可能性が高いため、叱りつけるという機会は少ないのです
すなわち
ただ叱られるだけだとさらに、関係は悪化するので非行は繰り返されるというわけです
2. そういう時こそ安定地帯に
非行に走った子に対して、どのように行動すべきなのでしょうか…
結論、「安全地帯」を作ってあげることです
前述に信頼関係を築いている関係であるほど、大きな問題を未然に防げる可能性が高いとあるというように、子どもが安心して、何でも相談できる環境を用意してあげるのです
「安全地帯」を用意することで、大幅に改善されるのではないかというのが今回述べたいことであります
3. どのようにして「安全地帯」を構築するのか
「安全地帯」を構築するためにはどのような行動を心がければいいのでしょうか
以下のことは少なからず行動してみてください
- 「共感」を意識して会話をする
- 最悪の状態の時以外は「叱る」ことを避ける
- 「~するべき」といった強要はしない
- なるべく本人が「どうしたいか」を尊重しサポートする
- まめに応答するように心がける(応答に極端な差をださない)
上記を意識するだけで
良い変化をもたらすと思われます
4. さいごに
問題を起こした子には叱るというのは、当たり前であると考えてきました
ただ叱る前にその本質(その行動をするに至った理由)を探る必要があったのです
探るためには安心して相談できる「安全地帯」を構築する必要がありました
「本当のこと言ったらまた叱られる」,「何言っても怒る」と感じさせていたら、何も話せなくなるのは明白ですよね?
何も言えず本当の理由が解決されないままであれば、問題は続いていきます
「安全地帯」の構築は非常に重要なのです
非行を繰り返す人に対しては、寄り添って一緒に考えてあげましょう
そうすることで、少しでも改善されるのではないでしょうか
ではっ
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