現代の孤独感は、50年前よりひどい!?その影響とそうなった訳とは

現代の孤独感は、50年前よりひどい!?その影響とそうなった訳とは

2020年にコロナが中国武漢から世界中に蔓延し、各国で対策が取られています

世界中で多く実施されているのは「ロックダウン」ですね

日本なら「まん延防止等重点借置」、「緊急事態宣言」です

日本のこららの対策は緩いかもしれませんが、これらの対策は、経済を止めてしまうことはもちろん、「人間同士の接触」を遮断するものでもあります

学校の友達に会えない、恋人に会えない、家族に会えないなどなど

会いたい時に会いたい人に会えないというのが、あたりまえな世の中になってきているのは皆さん薄々お気づきなのではないでしょうか?

いつの間にか、人間は孤独」を感じてきているのです

一人暮らしをしている人は、特に「孤独」を感じてしまいますよね

寂しい」、「不安」といった孤独や孤立は人間にどんな影響があるのでしょうか?



1. 孤独や孤立が人体に及ぼす影響

1.1 コロナ以前から「孤独」はあった

「コロナ」が蔓延し、人の「孤独」が目立ったと言われています

「コロナ」以前から「孤独」というのは大きな問題になっていたのです


1.1.1 職場での「孤独」

現代の人々は、プライベートだけでなく、仕事でも「孤独」を感じています

イギリスでは約60%、中国では約50%以上の社会人が毎日「孤独」を感じているようです

会社では、労働者が効率よく生産性を上げることが重要となるわけで、様々な工夫が行われています

その結果、逆に労働者のつながりが薄くなり、「孤立」をさせることになり、生産性が下がっているというのです

職場に仲がいい人がいる労働者は、仕事への熱意が数倍上がるという研究があります

孤独で、孤立している労働者は、そうでない労働者と比べて病欠が多くなったり、意欲が低く、成果も低いのです

また、離職率も高いです

ただ、なぜこんなにも世界的に職場での「孤立」が目立ってきているのでしょうか

1つとして、ITの発達があるでしょう

ITが活用されることにより、コミュニケーションが薄くなったのです

今までは、相手のデスクまで歩いてコミュニケーションをとっていたが、メールやメッセージ、電話などで大半のコミュニケーションを測るようになりました

メールだと冷淡な表現になってしまいがちなので、これも問題とされています

「コロナ」が蔓延し、リモートワークやテレワークなどといった新しい働き方が広まっていき、ますます直接的なコミュニケーションを測ることが難しくなります

現在このような働き方をしている人は、以前よりも「孤独」を感じているのではないでしょうか?

「孤独」の問題はこれから大きな問題とされるでしょう

便利なものにも、問題があるというのはこのことですね


1.1.2 ソーシャルメディアによる「孤独」

Twitter, Facebook, Instagram, TikTok, Pinterestなどなど、SNSを多くの方が利用していますよね

「気づかない間に1時間ずっとTikTok見ちゃってた」という言ったことはあるあるでしょう

これが「孤独」を高めているというのは気づいてない方も多いのではないでしょうか

ソーシャルメディアを利用しているときは、私たちの心は画面に集中します

周りの人との交流を遮断してしまうのです

最近では、スマートフォンを持っている人は、お互いに笑みを交わすことが顕著に減少しているといった研究があるようです

このような場面に遭遇したことがある方はいませんか?

とあるカフェのテーブルで、2人の男性…友達同士ですかね?椅子に座っています

大事な仕事のメールを確認しているのか、それともSNSの確認なのか、自分のスマートフォンに集中し、お互い一言も話さないでいる

ご飯を食べているときも、画面に集中しながら食べている

あった会話は「うまいね~」のみ

食べ終わった後、キリがついたのか立ち上がりお会計を済ませ、お店をあとにしました

スマートフォンに集中して、一緒にいるのに会話をせずに過ごしているのです

一人でいるように…

スマートフォン・ソーシャルメディアの登場で人々のコミュニケーションのあり方はかなり変化したようです

ソーシャルメディアの使用と「孤独」の間には明確につながりがあります

ソーシャルメディアの使用料が多いと、「孤独」と感じる可能性が高いこと、ネガティブになりやすい事、他者との対面交流時間が減少することです

また、ネット内の誹謗中傷、他者との比較も「孤独」を感じさせるひどいものです

ソーシャルメディアでの誹謗中傷で自殺をするというのが、一時期、今でも大きな問題として取り上げられています

ネット上の傍観者は誰も助けてくれず、運営会社も対策をしないため、無力感を感じながら、ただただ1人で耐える

とても苦しいことですよね

他者を信頼できない ⇒ 利己的、分断的になる ⇒ 「孤独」

になるのではないでしょうか?


1.2 孤独による影響

社会的な生物である人間でありますから、「孤独」が問題になるのは必然的です

上に述べた通り、「孤独」は精神的、人体的に影響があります

その問題とは具体的に何なのかは以下の通りです

  • 病気にかかりやすくなり、ウイルスにも感染しやすくなる(免疫力の低下)
  • 精神疾患(うつ病、依存症など)を患う確率が上がる
  • 共感レベルが低下し、他者を信頼できなくなり、他者に対して攻撃的になる
  • 極端な場合、自殺をしてしまう

などなど…

「孤独ってヤバくない!?」と感じることでしょう

現時点で「孤独だ…」であったり、「孤立しているな…」と感じている人は、「何もやる気が出ないな~」と考えている人もいるのではないのではないでしょうか?

鬱病の前兆かもしれません

「孤独」の解消は今すぐにでも必要なのです

2. 孤独から離脱する方法とは

現代の自由社会であることにより、人々の「孤独」を深めていきました

自分のことばかりである利己的な資本主義が、他者をないがしろにし、「食うか、食われるか」といった自己中心的な考え増幅させています

みんながそのような考えを持っていては、さらに「孤独」はひどくなるのは必然です


2.1 コミュニティに参加する

毎日仕事に追われて、プライベートはない

休日はいつも一人で過ごしている

となると、ますます「孤独」はひどくなるでしょう

「休日だから休みたい」という時も、なるべくコミュニティに参加することで、人との協力・協調が生まれ、他者との交流により「孤独感」が解消されます

以下のようなコミュニティに参加すると、抵抗感が低いです

  • 町内会、地域の団体に参加する
  • ネットワークを活用し、同じ趣味・興味のある人がいるグループに参加する
  • あらゆるボランティア活動に参加する

コミュニティに参加することにより、他者との協調、協力をすることができ、何よりもあらゆる活動を通して他者と「共感」を得ることができるのです

ネットワークの使用のし過ぎは上記にも述べているように注意が必要ですが…


2.2 住む場所の特定

住む場所を特定する」というのは、同じ場所に住むことにより、

同じ道を歩き、同じお店へ行き、同じ時間にジョギングをするといったことは生活していれば起きるでしょう

そういった生活を続けることで、周辺で生活する他者と顔見知りになりやすいのです

顔見知りのため、あいさつをするようになり、世間話をしたり、食事に招待したりというように

自然と周辺に住む他者と関わることが多くなります

他者とかかわりを持つようになるため、「孤独」からは解放されるのではないでしょうか


2.3 身近なところで他者貢献

他者のために、自分を少し犠牲にして協力するという行為です

会社の同僚、あまり知らない人、友人、全く知らない目の前で困ってる人に貢献するのです

「まって、協力して損したことあるんだけど!!」という人は多くいるでしょう

「損するならもうやらない!!」と思うでしょう

それは間違いないのですが、たいていの人は「その恩を返そうと協力してくれる」ものです

たまたま、その人があなたへ恩を返すタイミングでなかったのです

あなたが与えることで、相手もあなたに何かを与えてくれるでしょう

そうやって、これまで人間は進化してきました

他者と協力し合えることを感じられたあなたは、「孤独」がなくなるのではないでしょうか


3. さいごに

孤独」というのは、世界で注視されています

人の命に関わる大きな問題です

フランスでは2019年、10代に奉仕活動を義務付ける制度を試験的に導入しています

他者とかかわりを持ち、協力しあえる環境を政策として立ち上げたのです

有意義な絆を構築する効果があったとされています

世界各国で政策が立ち上がってます

個人の活動だけでは足りず、政府が動かなくてはならないほどの問題であるということを認識すべきなのです

個人でもできることは今回挙げたものだけでなく、もっとあるはずです

各個人が利己的でなく、利他的に行動できるようになれば、「孤独」というのはなくなり、あらゆる問題に束になって対応できるのではないでしょうか

コロナ時期で分断されている今だからこそ、深く考えていきたいテーマですね




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